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今、ドイツで茶道と居合を教えている僕とほぼ同年代の女性FさんにSBAをしています。
ドイツは今まで手掛けた中でも最も遠い土地です。

もっとも電波は遠くに行くほど届きにくくなりますが、SBAは距離は関係ありません。
すでに九州や沖縄でも効果が出ていますから(なぜか暖かいほうからの依頼が多いです)、ドイツであっても本質的な違いはありません。

対面で行う場合は情報量も違いますからやりやすい面がありますが、そうでなければ、離れているのが1キロだろうが何千キロだろうが、同じ事です。
これをセミナーではいつも「祈りと同じことです」と説明しています。
海外にいる家族の安全を祈るというとき、「遠いから届かないのではないか」と誰も心配しませんね。
発信して受信するのではなく、同時にある、同期しているということです。

Fさんは強い反応が連続して出ていますが、居合という武道に通じているだけあって、シンクロして理解するところが多く、自分に何が起きているかよくわかっています。

若いときに相当無理をしていたり、さまざまな精神的なご苦労があり、それが身体内に溜まっていたものが出て行っているのです。いろいろイヤなことがあって、日本にはもう23年も帰っていないということです。

メールをやりとりして印象的だったのは、1993年に居合道の組織に段級制が導入され、他の武道より段位を取るのが容易であったために、急激に人が増え、習いに来る人の層が変わってしまったということです。
そのような通俗化は静かに居合を学んでいた人にとって、たいへんな苦痛の一つであったようです。

これには僕も感じるものがあります。
学校ではすべて点数で差別し、成績で差別する教育をしますから、誰でもそのように他人に評価されるクセがついてしまうのです。

以前、文章の指導をしていたときも、「私は小説書きになりたいですが、いまの自分はどのレベルでしょうか?」とときどき聞かれました。「そんなこと聞く時点で小説家の心構えではありません」と答えていました。
たぶん、そこで段級制にして、「あなたはこれくらいのレベル」と言ったほうが僕は権威がついて先生らしくなり、商売にはなったのかもしれません。
しかし、それでは決定的に損ねられてしまう感受性があるのです。
カリキュラムやマニュアルを求めるマインドには迎合したくなかったのです。

SBAもたぶんもっともらしいカリキュラムを作ったり、神秘めかしたりしたり、何かで権威づけたほうがある種の人々が寄ってくるかもしれませんが、僕はしたくないのです。
でも、一方でそれでは世間の評価が得られないので、ちょっと困っているのは事実です。

まあ、そのうちなんとかなるでしょう。

Fさんからは折符というものを送っていただきました。
上の写真、左は災難よけです。
右は宇宙のパワーとつながる、というもので、身につけていると姿勢がよくなります(実験済み)。
写真からでもパワーを感じる人がいるかもしれませんね。

他にも何種類もこの不思議な折り紙の符があるようですので、象徴の力というものを具体的に見てもらうために取り寄せることにしました。
セミナーなどで、お見せしたり試したりしたいと思っています。

ドイツに施術中!

One thought on “ドイツに施術中!

  • 2013年6月21日 at 5:39 PM
    Permalink

    ドイツ在住のFです。
    SBAは、道具を使わないこと以外は、私の仕事と接点だらけです。

    私は、居合、煎茶道、折り紙、言葉のない世界で、自分と向き合える機会を紹介しています。 今は、音楽家、芸術家など、他人との対話を避けて没頭できる時間を持てる職業の人々と楽しんでいます。(例えば、音楽家は、「居合を始めて、楽器の音が良くなった!」と、管弦楽器、ピアノ、バイオリン、声楽など、どんな楽器でも響きが良くなり、音楽の指導に、居合の基礎練習を取り入れてくれています。)

    西洋人は、<自分に何が楽しめるか>を大切にしていて、道具と一体になるためのコツを探っているみたいです。(仕事の質を高めるために、)

    例えば、ドイツでは制限速度がないので、スピードを楽しむ人の中には、車と一体となり、タイヤの下、ハガキくらいの大きさの、4つのタイヤと道路の接点を体感出来るそうです。(そんな人は、車の手入れも丁寧です。)

    居合の刀、お茶道具、折り紙の紙との触れ合いを通じて、自分の大切なモノや人やペットの扱い方が変わって行く気付きの積み重ねを楽しむ人に囲まれ、今は、もう関わらなくて良くなった人々との不快な想い出を、感謝に置き換えて流しています。     ありがとうございました!

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