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子どもの頃、何かで癇癪を起こしたり、泣いたりしていると、あやすのがうまい人がいて、全然関係ないことで気をひいてくる。
そっちに夢中になって、泣いてたのを忘れニコニコしてくると「あれ? さっきまで泣いてたんじゃないの?」と言われてしまう。

くやしいから、さっきまでの不機嫌を慌てて取り戻そうとするけれども、どこかに飛んでしまって、気分のかけらすら思いだせない。

人の不機嫌などそんな他愛のないものだ。

これを当時
「さっき泣いたカラスがもう笑った」
という言葉で囃したものだけれども、今もその言葉はあるのだろうか。

近頃は泣いたら泣きっぱなしの人が多い。

気分転換が不器用になっているのではないかと思う。
気分転換というのは、いっぺんにガラっと変わらないとダメなのだ。

ネガティブな気分は、血管を収縮させ、神経を緊張させ、細かい筋肉を収縮させる。
身体がそのモードに入ってしまう。
すると、今度は身体から気分にフィードバックされるので、なかなか抜けなくなる。

だから、気分転換には「身体を動かす」ことだ。

携帯やネットを見るのは、神経をますます緊張させ、消耗させるから、転換にはならない。

お勧めは散歩。
1時間くらい歩くと変わってくる。

あとは、古武道やヨガなどだけれども、引きこもり気味の人には敷居が高い。
散歩なら、時間や道を選べば、そんなに人に会わないし、自分のペースでできる。

ウォーキングの効能は改めて書かないけれども、血流、神経、筋肉、すべてバランスが取れてきて、気分もよくなる。

こういう精神衛生の基礎を家庭か学校で教えた方がいい。

気分転換の基礎知識

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